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もとはといえば…
ゆきはなで『新月カフェ』として月に一度で営業し出したのは2年前。
ドリ農部を通じて知り合ったたくさんの素晴らしい農家さんたち。
素晴らしい生産物たち。
そんな地元の、流通に乗らない農家さんや生産者さんを知ってもらう、応援する、実際食べてもらう
そして購入してもらうことが目的でした。
どこか特別なものだった有機野菜や無農薬野菜を
野菜に限らず一生懸命育てている地元生産者さんの食品をもっと身近に感じてもらいたかった。
そのために、料理を作って出して来ました。
月に一度なのにいつもたくさんの方に来て頂きました。
おかげで地元の農家さんや野菜のおいしさを知ってもらうことは出来たと自負しています。
そして
そのうち大麻と出会い
それまでの新月カフェであつかっていた食べ物に大麻食品を加え、大麻料理専門店として
大麻の誤解と偏見をなくす
大麻の有用性を知ってもらう
大麻が食べられるということを知ってもらう
大麻食品の高い栄養価と美味しさを実際食べて知ってもらう
ということを目的として
そのためには月に一度では足りないだろうと週に一度に設定しなおし
お客様に大麻食品を使った料理を提供させていただくようになりました。
これまたおかげさまで(意外にも)沢山のかたにお越しいただき
大麻のこともずいぶん発信出来たように思います。
ですが
以前から何度も何度も言っているとおり、
わたしは元々飲食店を営みたいわけではありません。
上記のとおり知ってもらうこと
その機会を作る事が目的なので
今後、ゆきはな以外に大麻料理を出すお店が出来たら
ゆきはなは料理店としては閉店、わたしも引退するつもりでした。
そして、それはそう遠く無いうちに現実になりそうです。
おかげさまで沢山のかたに大麻料理を食べていただけました。
そして、大麻がどういう植物なのか料理を通して知っていただけました。
その中から同じように大麻料理に興味を持ってくれる人も増えました。
実際、札幌でお店をオープンしたいという相談も受けました。
もちろん全力で応援するつもりです。
そして多分、札幌に限らず各地でイベント等でも食べられるようになると思います。
「大麻料理専門店 ゆきはな」はそう遠く無いうちに店じまいをすることになるでしょう。
全体から見るとまだまだ大麻の偏見は解かれたとは思いません。
でも
だからこそ
料理にこだわらず、いろいろな角度から大麻をアピールしていきたい。
料理を作る人が出来たなら、そこは任せて私は違うプロデュースをしたい。
すでに繊維の分野でも私が「糸績みしたい!」と言いだしてから
いろんな方と出会い、いろんなもの作りが始まって来ています。
たくさんの方が大麻でのもの作りに関わってくれています。
私は自身で糸を績むことよりも、大麻でのもの作りをする人を発掘していくのが仕事のようです。
多分料理もそうなのでしょう。
私より料理の上手な人は山のようにいて
きっと私よりも素敵な大麻料理を作り出してくれると思います。
もっと私よりもビジネスの上手なひとが、素晴らしいお店を作り上げてくれるでしょう。
私がひとりで料理を作って出しているよりもそのほうがずっとずっと嬉しい。
ただ残念ながら
私が今作っているような料理を店舗を構えて同じ料金で出すのはほぼ不可能だと思います。
ここまで素材にこだわり抜いて作れるのは
自宅カフェで家賃がかからず
ひとりで営業しているので人件費がかからず
材料はほぼ自家製または農家さんから直で買い
数量限定にすることで無駄が出ていないからです。
余計な経費がかからないから、全て食材につぎ込めるからです。
でも
この先大麻料理を出す店が出来たら
出来るだけで良いので素材や作り方には気を使ってもらえたらな〜という願望はあります。
せっかくのオーガニックフードである大麻を
冷凍食品や適当な調味料で料理してしまうのは(あくまで個人的な感情ですが)避けてほしいなぁ。
ビジネスとしてどこまでこだわれるかは、その人次第ですが…
ちょっと話はそれますが
この大麻をどのように扱うかというのはほんとに人それぞれ。
私はNPO法人として活動を始めた理由もそこですが
「個人と地域の自立」のためそして環境問題改善ためのひとつの素材として見ています。
自分のものは自分で作る暮らしという観点から見て
衣食住、エネルギー資源、そして神事まで利用出来る、大麻ほど優れた素材はありません。
なので自分の循環する暮らしありきの大麻利用ということになります。
ですが
人によっては環境や暮らしなどそんなことはどうでも良く
大麻のひとつの利用価値を大切にしている方も多いです。
それに関しては人それぞれなのでとやかく言うつもりはありません。
ただ、同じ大麻を応援する立場としても私のスタンスとかけ離れている場合ー
例えば
マリファナとして吸うことが目的でジャンクフードを好み土や自然環境など興味が無い
また
生活のことは二の次ににしてスピリチュアルな部分ばかり追い求めている
だと一緒に活動は出来ないなぁ、というのが本音です。
特に最近またスピ系大麻好きさんが増えて来て
ちょっと疑問に思うことも増えて来ました。
あまりにも大麻を神聖なものととらえすぎて
ある種「大麻教の信者」みたいになっているように見えるのです。
(みんながみんなそうではありません。そういう人もいるなぁ、ということです)
あまりひとつの物、者、事を信じ過ぎてしまうと
私の目的である自立と正反対の『依存』を産むことにもなりかねません。
何かを信じ頼ってしまうのではなく自分で感じ自分で考え自分で決断するということが大切。
それが最近ちょっと気になるところです。
大麻に限らず『何か』さえ有れば『誰か』さえ居れば世の中万事完璧なんてことはありません。
全ての生きもの(もちろん人間も含め)は寄り添い合い助け合い時には淘汰し
必ず循環しなりたっていることを忘れないようにしていただきたいものです。
話はそれましたが
とにかく私の大麻についての活動は日々流動的に
世の現状を眺めつつ、変化していくもののようです。
もし大麻以上の植物が現れたら、そちらに移行するかもしれません。
私がやろうとしていることに新しいことはひとつもありません。
農も食も、大麻もミツバチも
アイヌ文化も和文化も
昔ながらの智慧ややり方を思い出すこと、それを伝えること。
自然に学び自然に返していく本来の暮らし方を取り戻すことです。
同じように思ってくれる人がいたら嬉しいし
いっしょに学んで、暮らしを作り上げていけたらもっと嬉しい。
(でも全ての人が私と同じ想いを抱くべきとは思っていません。そんなものは自由です。
私がやりたいことをやる、と同じように皆さんも好きにやりたいことをやるべきです。)
いずれ『大麻料理専門店 ゆきはな』は無くなるだろうという予言的告知
そして私のスタンスを理解していただきたく
少し真面目に語ってみました。