ずっと欲しかった紡ぎ車。
いつかはashford製のを買おうと思ってたんだけど、ある古道具屋さんでかなり年代物の古ーい紡ぎ車がひっそりと置かれてるのを見つけてしまった。。。
…でも古すぎて、使い物になるのかもわからない。。。
お店の人に聞いても「実際使うというよりはディスプレイ用に…」と。
そりゃそうだよなー。
でも諦めきれなくて紡ぎのセンパイに相談してみたら「見たら使えるかどうかわかる」とのことなので、早速一緒に行って見てもらった結果「多分、いける!」
ソッコーで購入、も〜ワクワクが止まらないよぉぉぉ!
ドライブバンドに使う凧糸やサビ落としに使う紙ヤスリなどを買って
家に帰ってメンテナンス開始!
確かにちょっとガタは来てるけど、動くよ♪
丁寧に拭いたら、汚れもどんどん落ちて行く♪
良く見たら、貼ってあるシールに「北海道農業會御用達」「振込先 小樽」などの文字が…
おぉっっ北海道製なのかぁ〜〜〜またまた感動!
前日に「紡ぎ車のシェアはほとんどアシュフォードで国産は無いに近い」と聞いていたので
まさか道産のものが手に入るとは…!
もしかしたらこの紡ぎ車で、当時栽培されていた麻も紡いでたりして…と妄想がふくらみます。
この紡ぎ車には紡ぎかけの糸もそのままついていました。
何年前の糸なのか…汚れで色も手触りも酷い状態ですが
ある意味貴重な品ですよね。
(洗ったらこんなに綺麗に!)
で、この糸、ほどいていくとこの糸を紡いだ人(ということは持ち主?)は短気かつ適当な性格だったと見受けられます。
どんな道具でもそうですが、長年使っているとその人のクセみたいなものが道具にもつくんですよね。
この紡ぎ車もきっと前の持ち主のクセがついてると思われますが
「短気で適当」なのは私も同じなので、この紡ぎ車も使いこなせる自信がわいてきました(笑
一緒に買いに行ってくれたセンパイも一緒にメンテしてくれました!
ありがたい〜〜〜
このセンパイ、祖父が宮大工、父も大工という工芸の遺伝子がばっちりなお方!
そんな人が身近にいてくれるというのも私の引き寄せ力の強さよ…(笑
人も物も、ちゃんと欲しいって言うと集まってくれる。
ほんとにありがたいことです!
どんどんきれいになっていく紡ぎ車ちゃん…
さぁ、バンドをかけて実際に紡いでみよー!
ところが、ところが
やはりそう甘いものではありませんで
部品が欠損しているというのもあり
スムーズには動きません。
かなり強く早く回せば(踏み込めば)回りますが
そうすると繊維が切れちゃうんです〜。
本気で紡ぐにはもう少し、メンテナンスが必要みたいです。
多分、お互いに意気投合するのにも時間が必要な気がするし
部品を直したりする間、いっぱい触って少しずつ仲良くなって行こうと思います
でもこれで
麻糸紡げる!はもちろん
今年も羊の毛刈りに行きたい!とか
セリシンで使った蚕も絹糸に出来る!とか
もうもうワクワクが止まりませんのよ
さぁ、いろいろ揃って来ましたよ♪
どんどん行っちゃいましょ♪
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