無事終了しました〜!
もんのすごく濃厚なツアーでしたので長文(といっても殆ど写真)になりますがご報告します!
当日はお天気にも恵まれ絶好の毛刈り日和!
おかげさまで満員御礼になったツアー、バスに乗り込みいざ出発です☆
まずはバスの中で簡単に自己紹介。
手作りが好きな人、羊が好きな人、ジンギスカンが好きな人、美唄が好きな人、
なんだかわかんないけど楽しそうだから参加した人(笑
年齢も幅広く、
今回は女性が多いかな?と思いきや、意外と男性の参加も多く嬉しい限り!
「サッカーが好きです!」すごく良い自己紹介でした!
美唄に近づくと真雁の群れがお出迎えしてくれました。
ちょうど宮島沼に集まる時期なのです。
うっすらと…ガラスの汚れのようですが(笑 真雁の群れが見えるでしょうか?さて、
西川農場に到着
まずはみなさんで西川さんにご挨拶です!
「「今日はよろしくお願いしま〜す!!」」
すでに毛刈り作業は始まっていましたので早速見学をさせてもらいます。
職人さんが羊の脚をガッとつかみ、倒す!
ずるずると引きずられていく羊!
い、意外と荒いんですねっ…∑((((((゚д゚;ノ)ノ
そして容赦なくバリカンが入り
羊はころんころんと転がされ全身の毛が刈られて行きます!
羊って体柔らかいんですね!!
されるがままの羊…
目がうつろ(笑
つんつるてんになった羊たち。
毛を刈ってみると意外な地肌だったり。
さて、刈った毛はまとめて運び
作業台(トラックの上)に広げて
汚れや(短い等で)使えない部分を取り除いていきます。
この後、さらに細かい汚れを取り除き
何度も洗って、所謂「羊毛」になるのです。
なんとも手間のかかる作業!
ウールが高価な理由が納得いきます。
もちろん黒い毛の羊もギュギューンと刈られ
りっぱなムートンに(笑
さてさて、我々も「毛刈り体験」をさせていただきましょう!!
職人さんはス〜イスイと刈っていきますが
やっぱり生きた動物の毛を刈るなんて…コワイです。。。
「何年もバリカンで自分の髪の毛を刈って来たオレのバリカンさばきを見ろ!」と豪語していたドリ農部部長ですらこんなへっぴり腰(笑
みなさん、すこしずつではありますが毛刈り体験させていただきました。
これは貴重な体験!
男子チームはいつのまにか別なお仕事を手伝っていました。
二階に保管してある羊のごはんである牧草ロールを下におろす作業。
ぐいーーーーん
重機ってかっこいいよね〜!!
下に運んで
ぼくたちもお手伝い!
お昼はごはんを食べながらお休み&おしゃべりタイム。
午後は外にいる羊たちの毛刈りです。
まだまだのほほんとしている羊たち。
この後どうなるかも知らないで…ふふふ。
さぁ、羊追い作業です!
羊を一ヶ所に集めるため、群れる羊を追います!!
それがどーにもこーにも、思った方向に羊は動いてくれません。
何度も何度も繰り返します。
さぁさぁ、あっちだよぉ〜
逃げる羊!!(けっこうコワイ)
なすすべもなく呆然と立ち尽くすだけのみなさん…
牧羊犬ってすごいんだね…
それでもなんとか柵のなかに集め、ぎゅーぎゅー(羊なのに!)
そして片っ端から刈ります!刈ります!
西川さんも刈ってます!上手!!
あとは集めて運んで綺麗にして、の繰り返し。
チームワークでこなしました!
お次はチクチクタイムです。
大変な思いをして刈って、綺麗にした羊毛でフェルト小物を作ろう!
チクチクの仕方をレクチャーしてもらって
さぁ、実際に作ってみましょう!
男の子もお父さんもチクチク。(※実の親子ではありません)
こんな小さな女の子もお母さんと一緒にチクチク。
真剣!!
そしてチクチクタイムの合間に「糸紡ぎ体験」も!
カーディングするところ、これがまたコツが必要で難しい。
糸紡ぎも全くの初心者にはかなりハードル高いっす。
みなさん「あ〜〜〜〜〜
」と言っている間に切れたりだんごになったり。
私も以前体験したときは1時間くらいあわあわしてからやっと出来るようになったくらいです。
糸づくりも大変な作業なのです!!
プロはさすがにあっっと言う間に糸が出来て行き周りから歓声があがっていました(笑
そんな間もチクチクは続き…
こんなん出来ました〜〜〜〜♪
ほ〜ら、おじさんだって上手に作れちゃうぞ!
完成したみなさんの作品!!
色とりどり、モチーフもいろいろ、可愛い〜〜♪
さ、いよいよBBQタイムですよ!
その前に、一仕事してきましょ。
羊さんもごはんタイム、ってことでアスパラを羊にあげてきましょう!
夢中で食べる羊たち。
そりゃー人間が食べたって美味しいアスパラだもの、美味しいでしょ〜?
でも、最初は与えても食べなかったんですって。
それでも与え続けたら根負けして(?)食べ出し、今ではこんな食いつき。
おかげで君たちのお肉もずいぶん美味しくなったのですよ。
美唄名物、アスパラひつじ、、、これからのBBQが楽しみすぎる…
今回はカラフルツナギ女子が揃ったので記念にパチリ☆
職人さんたちもみんなツナギだったので揃ったところを撮りたかったんだけど…
忙しそうだったので頼めなかった(>_<;)
ツナギ男子萌えなんですけどーわたしー
さ、さあ、いよいよお待ちかねのBBQ〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!
うちやま農園さんの生で食べられるアスパラ&とりめし〜!
そしてワイン〜〜〜〜!!!
ワインは
ドリ農部プレゼンツ
ワインショップフジヰさんオススメワイン♪
今日はみなさま、お疲れ様でした!
西川さんの乾杯の音頭で始まりました
いきなりの北海地鶏!
肉質がしっかりしていてンマイ!
こ、これはなんですか!?
宇宙船のようなグリル器にアスパラひつじのフォゲットが入りましたよ
アスパラひつじのソーセージ!!
かぶりつく少年と中年!!
きゃーーーー肉、ニク、キタ――o(・∀・`o)(o`・∀・´o)(o´・∀・)o キタ――♪
あまりの火力に近づくのも困難wですが、果敢に攻めますよ!
ばくーーーー!!&んまーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
写真撮るの忘れたのですが、北海地鶏のレバーパテも激ウマでしたの!!
そして肉、パテと来たらワインですわよね!!
ちびっこバーテンがワインのサーブを担当してくれました。
さすが酒屋の息子!営業上手!!
ん!?
うまい、うまい、と叫んでるあいだに宇宙船がオープンしていた!!
ぎゃーーーなんですかこの肉塊は〜〜〜〜
西川さん自らカットしてくれました
見よ、この絶妙な焼き加減!
う、うまそう…
そして気づけば待ちきれないみなさまが列をなしていた!!
炊き出しか!!!
そしてなんと美唄市観光課の佐藤さんがお休みだというのにわざわざ駆けつけてくれました!
しかも差し入れを持って!
じゃあ、じゃんけん争奪戦としましょう!
じゃんけん大会〜はじまります〜!!ぱふぱふ〜〜
はい、じゃーんけーん!
一等商品「とりめしのもと」はにしのさんがゲットー♪
その後も美唄焼き鳥に焼きそばなどがみなさまの手に渡りました。
佐藤さん、本当にありがとうございました!
もうお腹もいっぱいだよね〜〜〜と思っていたら…
ん!?お肉が追加されている!!!
そしてまた列をなす私たち…どんだけ食うねん(笑
いや〜、美味しいものってなんぼでも食べらさるわよね〜。(便利な北海道弁)
おなかいっぱいーーーー!!
(途中から食べる&飲むのに夢中で後半写真が少ないですwww)
朝から作業してチクチクして、食べて飲んで!
楽しかった一日もいよいよ終わりです。
最後に記念写真♪
みなさん、良い笑顔です
西川農場のみなさんとはここでお別れ。
本当にお世話になりましたー!
また遊びに行きますのでよろしくお願いしま〜す!!
この後は美唄温泉ピパの湯
ゆ〜りん館さんにて
疲れを汗を流し美肌になり
高速道路で一路札幌へ。
お酒を飲んで眠れちゃうのもバスツアーの良いところ。
今日は本当にお疲れ様でした。
私が体験したかったこと丸ごとツアーにしただけなんですが
みなさま、楽しんでいただけたでしょうか?
また来年、今度はお泊まりで、農作業体験などもして美唄を満喫したいなぁと思っています。
さて、最後にちょっと真面目な話。
今回の目的「ものづくりの最初の原料を知る」。
私は「布づくり」に興味があって今回の毛刈り体験に繋がったのですが
ウールに限らずコットン、麻、絹、なんでも最初の材料(羊、綿花、蚕)は「人の手」で作られている「農産物」でもあります。
糸づくり、布づくりは機械化されていても最初は人が作って育てています。
どこで、誰が育てているのか?
自分の服や身の回りの布地でそこまで想像したことがあるでしょうか。
「きものという農業」という本の感想を
個人ブログにもアップしましたが
大量生産するということは(本来人の手でやることを)効率よくすること、
即ち薬剤を使うということです。
安価な服の背景まで、想像してください。
ファストファッションの裏を知ってください。
例えばコットン。
綿花を育てるには大量の農薬が必要です。農薬で汚された土壌はそう簡単には元に戻りません。
育てるのも、その綿花をコットンにするのも、そのコットンを布地にするのも、その布地から服を作るのも人件費を抑えるため貧しい国の人たちが労働力として使われています。
強度の無い建物にミシンと労働者をすし詰めにした結果、重さに耐えられず建物が倒壊して数百人の命が奪われたニュースを耳にしたのはつい最近のこと。
産業革命の時代の話ではなく、今現在、行われていることなのです。
フェアトレードどころじゃないのです。
オーガニックコットンもあります。
農薬を使わなくて育つヘンプの服もあります。
ちゃんとした技術で作られた服もあるし
何十年、何百年も着られる「和服」が、私たちにはあります。
もちろん、そういう「着る物」は高いです。
でも、それが本来の、「正規な値段」なのです。
食べ物も同じですが「安いもの」には「その値段が可能になるだけの理由」があります。
その程度の品質です。
手間ひまかけて愛情たっぷりで育った素材で作られたものは
値段以上の価値が、たくさんあります。
是非、それを知ってください。
知った上で何を選ぶかはそれぞれの自由。
ものを選ぶということは投票と同じ。
自分の未来を選ぶということ。[3回]
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